ごあいさつ

投稿日: カテゴリー: 園長先生からのメッセージ日々の子ども

5月の気持ちの良い青空の下で、元気に遊んでいる子ども達です。幼稚園生活のリズムにも慣れてきて、気持ちに余裕がでてきたのが表情に見て取れます。  

それと同時に、最近とても嬉しかった事があります。それはご挨拶がとても上手になった事です。

「小さい子や、お母さん、それからお客さんが幼稚園にきたら、ご挨拶してね」と機会があるごとに伝えています。でも、初めはもちろん難しく、ちらっと見てはいても、声を出せなかったり、視界には入っているはずなのに、すうっと前を通り過ぎたりする事も多かったのですが、「こんにちは」と自分から声をかけられるようになった子が増えてきました。

特に年長さんは相手の顔を見ながら、大きな声で言えるようになり、相手のお母さんやお客さんが「こんにちは」と笑顔で答えてくれると、照れながらもとても嬉しそうにしています。

実はここまでくるには足掛け2年かかった子もいます。だからこそ、私達の嬉しさもひとしおです。「挨拶できるようになってる!!」と心の中で拍手して、後で「素敵だったね~!」といっぱい褒めています。

ご家庭ではいかがでしょうか…?

お家に帰ってからは、「ただいま」「おかえりなさい」から始まり、「いただきます」「ごちそうさま」「おやすみなさい」…そしておはようございます、でまた新しい一日が始まります。その間には、何度も「ありがとう」「どういたしまして」のやりとりもあるでしょう。

家族だからこそ、言わなくても通じる場面が多いと思いますが、あえて口にしてやりとりをする事が、外の社会で挨拶する時の勇気になり、そして挨拶ができる事は大きな自信になります。

挨拶には「心を開いて接する」という意味があるそうです。一日の初めに、初めて出会った人に、一言声をかけて、そこから相手と視線を交わし、会話が広がっていきます。自分から声を出して挨拶をする、そして挨拶が返ってくる、この心地良さを味わえるようになってほしいなと思います。

その人の疲れに「お」をつけて 「さま」までつけて

「おつかれさまです」と声かける ぼくらの日々

(斎藤 和義 「おつかれさまの国」より 作詞 一倉宏 作曲 斎藤 和義)

そして日々のお仕事に、子育てに、お忙しい保護者の方には「おつかれさま」のご挨拶を贈ります。

お子さんの健康のために、幸せのために、毎日登園に遅れないように、ちゃんと服を着せて、髪を結んで、忘れ物をチェックして、お弁当を作って、リュックサックを持たせて送り出してくれる、毎朝の準備だけでも大変な事だと思います。本当に「おつかれさま」です。

お預かりした大切なお子さんが、園で一日楽しく保育を受けて、「ただいま!」と元気に帰れるよう私達も努めていきます。明日も子ども達の良い一日を、一緒に作っていきましょう!

園長 佐々木 圭子

運動会の練習、張り切っています!
頑張ったからこその悔し涙、かっこいいです!!

ちょっとずつ、ちょっとずつ・・・

投稿日: カテゴリー: 園長先生からのメッセージ日々の子ども

春の心地よい風を感じる頃となり、園庭ではこいのぼりが元気に泳いでいます。子ども達は勢いよく泳ぐこいのぼりのしっぽを捕まえようと、ぴょんぴょん跳ねたり、追いかけたりしていて、毎年のその変わらない風景が私はとても好きなのですが、同時に、今年も本格的に始動したなあと、きりっとした気持ちにもなります。保護者の方はどのようにお過ごしでしょうか?お子さんが登園した後、“今頃何してるかなあ…?”とぽっかり空間が広くなったような、ちょっと淋しいような気持ちになっているかもしれませんね。今年度は涙するお子さんが意外に少なく、園生活のリズムに馴染みつつあります。園でどんな事をしているのか、お子さんの話だけでは伝わりにくい時期かと思いますので、何か気になる事がございましたらいつでもお声がけくださいね。

進級児さんは自分から進んで小さい子に声をかけたり、手を取ってクラスに連れて行ってくれたり、先生が小さい子のお世話をしていると「手伝ってあげるか?」と声をかけてくれたりして、大活躍です。恥ずかしくて、直接声をかけられずに見ている子もいますが、“小さな子が何ができなくて困っているのか? ”はちゃんと理解しています。そんな時には「お願いしてもいいかな?」と聞くと、すぐにそばに来て助けてくれます。アプローチの仕方はそれぞれですが、頼れる存在のお兄さん(お姉さん)になったなあ…と嬉しく思ってみています。

さて、そのお子さんのお手伝いをさせて頂く時、いつも先生方は「半分だけ」です。例えばチャックを閉める時には、最初にカチッといれてあげてちょっとだけ上げます。「ここからならできるかな?」とバトンタッチします。少し経った頃には、カチッと入れる練習もします。スモックのボタンも、一番見えにくい上のボタンを外してあげます。真ん中と下のボタンは、ボタンを引っ張って、穴に入れて、反対側からボタンを抜く作業を一緒にしてみます。お手洗いの後、シャツをズボンやスカートにしまうのも、背中側は難しいので入れてあげつつ、自分で見える前側は下向きに手を添えて一緒に中にいれます。この地道に見える作業を毎日繰り返す事で、少しずつ身につけていくのです。   

もちろん、全部やってあげた方がずっと時間はかからないのですが、やっぱり基本は「自分でできるようになるように手伝ってあげる」事です。ここを意識すると関わり方が変わってきます。

大人の根気も試されますが、一日ちょっとずつちょっとずつ…お子さんができるようになっていく姿を見るのはとても嬉しいものです。ご家庭でも上着の着方、靴のマジックテープ、帽子の前後ろ…などなど、小さな事を大切に、朝の支度やお出かけの時、少し時間に余裕を持って、一緒にやってみてくださいね。

今週末から大型連休に入ります。連休明けは久しぶりの登園に不安を感じやすいタイミングではありますが、ご家族の皆様にも背中をそっと押して頂けると嬉しいです。職員一同、お子さんに会えるのを楽しみに、両手を広げてお待ちしています!

                                 園長 佐々木 圭子

はじめの一歩 ~2022年 春~

投稿日: カテゴリー: 園長先生からのメッセージ日々の子ども

例年になく残雪の多い4月ですが、暖かな日差しの中に春を感じられるようになりました。よくよく見ると、そんな雪の端っこから、ふきのとうやクロッカスが今年もちゃんと顔を出していて、自然の力に驚くと同時に、喜びが湧いてきます。

さて、今年も幼稚園は一つ進級した事にわくわくしている在園児さんと、幼稚園ってどんなところかな?とどきどきしている新入園児さんを迎え、新たな一年がスタートします。

新入園児さんにとっては、ご家族の元から一歩を踏み出し、もう一つの自分の居場所を見つける特別なスタートです。生まれて数年しか経っていないお子さんが、初めての社会に飛び込むのですから、これはもう人生の中でも本当に大きな出来事です。

「友達」は、お互いに健やかに成長するために、なくてはならない「太陽」のようなものです。子ども達は子ども達自身の関係の中で成長します。「こどもだけの世界」の中で様々な経験を積み、お友達を育て、自分も育てられます。

自分の気持ちを言葉にして伝えあい、気持ちを共有する経験をします。いっぱい笑って、時々けんかもし

て、泣いたり、仲直りしたり、励ましたり、励まされたりする経験もします。その積み重ねの中で、自分がしてもらって嬉しかった事を、友達や家族にもしてあげたいという気持ち、そして自分がされて嫌な事は、周りの人にもしない、という人間関係を築くための大切な力が育っていきます。

そして幼稚園は、お父さん、お母さんにとっても「親」としての目で、新しい世界を広げていく場所でもあります。お子さんを真ん中に、ご家庭と幼稚園とが手を繋ぎ、温かな円い輪で包んであげられるようなイメージで、幼稚園生活を共に創って頂けたらと願っております。

ぶかぶかの制服に身を包み、小さな背中に大きすぎるくらいのリュックサックを背負った姿を、そしてあどけない表情を、どうぞ覚えていてください。2年後、3年後には見違えるほど心も体も大きくなり、立派になったお子さんをまたこの場で祝うその日まで、共に歩んでまいりましょう。

お子さんとご家族の幸せのために職員一同尽力して参ります。どの子も楽しく通える園生活を送るために、皆様のご理解ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

                                    園長  佐々木 圭子

誰も見ていなくても、神様はいつも見ているよ

投稿日: カテゴリー: 園長先生からのメッセージ日々の子ども

「これは本当に2月の景色なのかな…?」と園庭の雪の山を見ながら首をかしげています。 例年ですと、そろそろ気温も上がってザラメ雪になり、「雪遊びもそろそろ終わりだね~」…などという会話が聞かれる頃なのですが、今年はきっと雪雲が間違えて運んできたであろう膨大な量の雪を見つめるしかありません。子ども達は質の良い雪を長い期間楽しめたので、それはとても良かったのですが、春はまだまだ先かなあ…とため息をつきたくなります。

とはいえ、カレンダーはもうすぐ3月。保育室からは卒園の歌も聞こえてくる時期です。今はこんなに大きくなった年長さんの、小さかった頃の姿が思い浮かびます。私にとっては、3年前に一緒に虹の森カトリック幼稚園に入園した“同期”でもあります。大人しくて、ほとんど声を聞く事のなかった男の子が、今は自分の思いをちゃんと言えるようになり、皆をリードして園庭を走り回っています。声の大きさも表情も控えめだった女の子は、小さい子のお世話を率先してくれる素敵なお姉さんになりました。「幼稚園なんて大嫌い!!」と怒って泣いて蹴とばして(⁈)、玄関で2時間近く頑張った子も、今では周りをよく見て色々と気づいて手伝ってくれるお兄さんになりました。

こんな子ども達の成長を振り返ると、やはり縦割り保育の、年上の友達や年下の友達と一緒に過ごす時間の中で得られたものは大きかったと思います。初めは何もできなかったけれど、必ず誰かが助けてくれました。時には手を取って優しく教えてくれました。そうして自分でも一生懸命挑戦していくうちに、「自分でできた!」を沢山経験した子ども達です。やがて次の春が来て、自分より小さな子ども達と出会った時に、その子達を助ける役に回っていく事で、経験を上塗りしてさらに自分の力にしていくことができる、そんな二年、三年だったのではないかと思います。どのクラスでも成長のループがしっかりとできてきた事を実感しています。

大きく成長した年長さんですが、小学校ではまた一番小さな存在となり、新しい6年間がスタートします。心の中に迷いができた時には「誰も見ていなくても、神様はいつも見ているよ」という言葉を思い出して欲しいと思います。誘惑に負けそうな時、ずるさや弱さに負けそうになった時、「さあ、どっちを選択する?」と自分に問いかける場面が必ず何度もあります。そんな時、この言葉を思い出して「より善い方」を選び取っていける人になって欲しいと願っています。

「自分がされて嬉しい事を、誰かにもしてあげよう」。カトリックが目指す平和の教育を、こんなシンプルな言葉に置き換えて子ども達に届けてきたつもりです。反対に「自分が嫌なことは、相手にもしないこと」。これらは2つで1つです。自分の事を大切に、そして周りの人も自分と同じように大切にできる人になって欲しい…それが私達の願いです。

願ったり、祈ったり…が沢山ありすぎて、欲張りだなあと自分でも思います。でも、卒園の子どもを送り出す時にはこの感情がぎゅっと溢れてしまうのです。毎日一緒にいることはできなくなる子ども達へのエールと愛と。私達はここからずっと、お子さんとご家族の皆様の幸せと健やかな日々をお祈りしています。

最後にあらためまして、保護者の皆様には、本当に沢山のご理解ご協力を頂き、心より感謝申し上げます。皆様のご対応にどれだけ助けられたかわかりません。まだまだ大変さはありますが、少しでも明るく、自由な日々に近づく事を心からお祈りしております。                

                                      園長 佐々木 圭子

職人技(⁈)
いっぱい雪遊びを楽しみましたね!

3学期スタートしました!

投稿日: カテゴリー: 園長先生からのメッセージ日々の子ども

雪の降り始めが遅い冬だと思っていたら、あれよあれよという間にどんどん積もり、子どもは喜び、大人はがっくり…という冬休みだったのではないでしょうか?

どこも除排雪が追い付かず、特に運転される方にとってはどの道も譲ったり譲られたりで、時間もかかりますが、どうぞお気を付けてシーズンを乗り切っていただきたいと思います。

さて、このドカ雪も子ども達にとっては自然の恵みであり、園庭の雪山も随分大きくなりました。雪の中の子ども達を見ていると、自分の幼稚園の時の思い出と重なります。ある日の事、4~5人ずつで協力しながら、雪で一頭の動物を作る時間がありました。それぞれ散らばって作るので、全体で見ると動物園が完成する!というものだったと思います。

初めは寒くても、一生懸命作っていくうちに体がポカポカ温まり、しまいには手袋を脱ぎたいくらい暑くなった事や、途中で疲れてぼーっと眺めた青空、目を開けづらいほど雪が眩しかった事が記憶に残っています。そうして頑張った甲斐あって、私たちのグループの“きりん”は大きくて、ちゃんと自立し、上に乗る事もできるすごい作品になりました!!

…と思っていたのですが、今写真を見ると、それは「???」な不思議な形の、小さな、かろうじてなんとなく動物に見えなくもない…という雪像でした。記憶とのあまりの違いにびっくりしました。

それでも、私たちは気に入って、次の日も友達とその“きりん”にまたがったり、雪玉を作ってぺたんとつけてさらに立派にしたりして、暫くの間楽しみました。私達の目にはちゃんと“きりん”に映っていたのです。

こんな風に雪遊びに夢中になれる時期は、これから数年間の事かと思います。寒さに負けず、逞しく、自然に思い切り身体をあずけて遊べる貴重な体験を沢山させてあげたいですね。真っ赤なほっぺで遊ぶ子ども達の姿は、私達の子どもの頃の記憶を呼び戻し、それが変わらずここにある幸せと安心を感じさせてくれます。

さて、園では今年も雪の運動会を開催する予定です。そんな“きりん”の時代からあった、懐かしい「みかん探し」ゲームも盛り込みます。冷たい雪の中から見つけたみかんを、温かい部屋で食べるおいしさも、一緒に楽しみたいと思っています。

相変わらず不安をぬぐい切れない日々は続いていますが、ご家族皆様が明るく、笑顔で過ごせますよう心よりお祈りしております。本年もどうぞよろしくお願い致します。

   園長 佐々木 圭子