運動会最高でした!

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先週末の運動会には、たくさんのご家族の皆様にお越し頂き、ありがとうございました。

他の日はくっきり🌞マークなのに、この週末の二日間だけは☂マークが消えず…毎日どきどきしながらのこの日を迎えましたが、無事に予定通り終える事ができ、大変嬉しく思っております。

終了後、ほどなくしてパラパラと雨が落ちてきたのを見て、やはり神様が見守っていて下さったのだなと、あらためて感謝の気持ちが湧いてきました。

満3・年少さんは一生懸命ゴールを目指して走りましたね。ゆっくり先生と歩いた子もいましたが、その分たくさんの拍手と応援をもらいました!遊戯では、初めてお客様に注目され、緊張からかたまってしまうお子さんもいましたし、嬉しくてたまらないのか、笑いが止まらないお子さんもいました(笑)。どの姿も、この時期ならではの年少さんらしい可愛さでしたね。来年、再来年の運動会にはきっと今年の姿が懐かしく思い出される事でしょう。

年中さんは海賊をテーマに踊ったり、宝物をゲットするというストーリー仕立てのプログラムに挑戦しました。玉入れに初めて挑戦した時には、ほぼ入らず、両チームとも5個ずつ程度でしたが、どんどんコツをつかみ、良い勝負ができるようになりました。練習の過程で勝ち負けを意識する子が少しずつ増えてきたのも大きな成長でした。遊戯では、キラキラの剣を持って嬉しそうでしたね。年少さんの時には踊らなかった子が、照れながらも笑顔で踊っている姿を見て大きな成長を感じました。

年長さんは遊戯を踊り始めたその日からやる気満々!時には先生が撮った動画を見ながら、「ここはうまくいった!」「ここはこうした方がいいよね?」などと話し合い、子ども達自身で考えてやってみるという経験もしました。「うまくいかなかった」→「次に向けて考えて努力する」→「結果に結びついていく」という繰り返しが、ますます年長さんらしい逞しさを育んでいったように思います。運動会本番2日前に、初めて跳び箱を飛べたり、鉄棒ができたり、ブリッジができたり、大繩を飛べたりした子もいて、ぎりぎりまで本当に頑張りました。もうその時点で拍手喝采だったのですが、本番でその姿を皆様にも披露できた事は大きな自信となった事でしょう。リレーでは、最後まで1位には届かなかったクラスもありましたが、コツコツ練習を重ねて、少しずつ早く走れるようになっていく姿は素晴らしかったです。そして何より、仲間を応援する気持ち、応援される喜びを味わう事は、これから先の人生にもとても大切な事です。運動会までの一か月の様々な経験全てがこれからに繋がっていく事でしょう。

毎年の事ながら、ご家族の幸せそうな笑顔にも感動を頂きました。ご自分のお子さんだけでなく、子ども達皆に温かい笑顔やエールを送ってくださるこの特別な空気感に、私たち職員も幸せを感じました。皆様のご協力により、素晴らしい一日を過ごせました事に心より感謝申し上げます。残り少ない1学期もどうぞよろしくお願い致します。            

                                     園長 佐々木 圭子

4月の表情

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桜の便りもちらほらと聞こえ始め、もうすぐ札幌でも開花宣言が聞かれそうです。春ですよ!とふきのとうやクロッカス、そして黄緑色の若芽が告げています。

新入園児さんは、毎日いくつもの「はじめて」を経験しています。幼稚園で朝のお支度から始まり、シール帳のシールを貼ったり、棚の教具や教材で遊んだり…園の色々なお部屋に行ったり、園庭の遊具で遊んだり…と、きっと頭の中は目まぐるしい速さで更新されている事でしょう。

そうそう、お祈りも目をつむって手を合わせたり、先生やお兄さんお姉さんの口元を見つめながら、口真似で歌を歌ったり、上手にできるようになってきました。玄関やバスで泣く子も少しずつ減りつつあり、慣れてきてくれているのが伝わってきます。

そして、頑張っているのは新入園児さんだけではありません。一つ進級した年中さん、年長さんがとても優しく、親切に関わってあげているのを見て、とても嬉しく見ています。満三歳から入園した年少さんだって、ちゃんと“先輩っぽさ”が出ています。泣いている子の姿を見つめる目が優しく「入ったばかりだからお母さんに会いたいんだよね」と言うセリフがなんとも微笑ましいです。

シールを貼るところを教えてあげたり、朝のお支度を教えてあげたりと、ぐっとお兄さんお姉さんになっている子ども達。見ていると、さりげなく背中に手を添えて連れて行ってあげていたり、ちょっと膝を曲げて顔を覗き込みながらお話してあげたりと、その気遣いに本当に感心します。誰も教えていないのに、自然とそんな風に動けるのはすごい事ですよね。“思いやりが目に見える”場面がいっぱいでひそかに感動している毎日です。

慌ただしい4月ではありますが、子ども達の成長の一歩一歩に刺激を受けながら、私達大人もしっかり寄り添って歩きたいですね。

さて、そしてちょっと慣れてきた頃ではありますが、来週から連休に入ります。ほっと一息、ご家族で楽しい時間をお過ごしください。この時期は、お子さんでも春の印があちこちに見つけやすいのでお散歩も楽しいかと思います。

そして連休明けは、きっとすっかりお家モードになっていますので、また涙を流すお子さんもいらっしゃるかな?と思いますが、全くのゼロに戻るわけではありません。お子さんの中にちゃんと積み重なったものがありますので、あまりご心配なさらずに、笑顔で背中を押して頂けると嬉しいです。連休明けはどんなお顔で来るかなあ…と(泣き顔も含め)楽しみにお待ちしております。

                                     園長 佐々木 圭子

2025年度スタートです

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長い冬の終わりと共に、ふきのとうが顔を出し、春の心地良い風に深呼吸をしたくなります。

今年もまた新しい出会いに胸を躍らせる新年度が始まりました。

進級した事にわくわくしている在園児さんと、幼稚園ってどんなところかな?とどきどきしている新入園児さんを迎え、そこに、子ども達を楽しみに待っていた先生達が出会って、また新しいクラスが誕生します。どんなカラーに混ざり合って、どんなクラスに形を変えていくのか、とても楽しみです。

特に新入園児さんとご家族の皆様にとっては、特別な春ですね。ご家族の元から離れて、初めて“社会”に飛び込むお子さんが多いかと思います。

自分が中心だった世界から、周りに目が向くようになり、先生のサポートを受けながら、自分の手や足を使って様々な経験をします。年齢の近い子ども達と出会い、言葉を交わし、ちょっとずつ一緒に遊べるようになります。小さな手と手が自然に繋がるようになったら、もうすっかり「こどもの世界の仲間」というわけです。

大人が教えてあげられない事をこどもの世界で学んでいきます。時には思い通りにいかず、涙を流す事もあるでしょう。自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを知ったりというこの経験の全てが、社会で生きていく力となります。子ども達同士で互いを育て合っていくのです。

自分でできる!という自信をつけ、友達ができる事を褒め、互いに違う良さを認めあう事。不思議を見つける目を持ち、美しいものに感動する事。そしてそれを共有するために心のやりとりをいっぱいする事。その毎日の積み重ねで、感性豊かに育って欲しいと願っています。

皆様とのこのご縁に感謝しながら、いつも明るく安心な場所と感じてもらえるよう、職員一同気持ちを合わせてお子さんとご家族の皆様を見守らせて頂きます。お子さんを真ん中に、ご家庭と幼稚園とが手を繋ぎ、温かな円い輪で包んであげられるようなイメージで、幼稚園生活を共に創って頂ける事を願っております。今年度もどうぞよろしくお願い致します。  

                                    園長  佐々木 圭子

1年生になったら

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“いつのことだか 思い出してごらん 

あんなこと こんなこと あったでしょう…”

懐かしいこの歌があちこちのクラスから聞こえてくる季節となりました。子ども達の1年、そして年長さんにとっては3年の思い出がこの歌に込められています。

6歳の時の私もこの歌が大好きでした。卒園を控え、ちょっとセンチメンタルな気持ちで歌っていた事も覚えています。幼稚園が大好きだったのです。でも、寂しさは感じながらも、同時に入学はとても楽しみでした。それは、まさに超ポジティブなこの歌に影響されていたからでした。

“一年生になったら 一年生になったら ともだち100人できるかな?”

この続きの歌詞にあるような100人でおにぎりを食べたり、100人で走ったり、100人で笑ったりを想像しては、わくわくしていました。「小学校に行ったらいっぱい友達ができる!」と信じて疑わなかったのです。この“信じて疑わない”は、この時期だからこそのすごいパワーです。年長さんには「楽しい事がいっぱいあるにちがいない!」と目いっぱい期待しながら巣立って欲しいなと思います。

さて、今の社会はなかなか複雑です。数か月前まで“すごい!”と賞賛されていた人や物がある時から突然否定されたり、羨望の的であった職業があっという間に終わりを迎えたり、そんな様々な情報や評価に翻弄される変化の激しい世の中に、この子達は生きていきます。多すぎる情報を目に、耳にしながらも、自分の価値観を持って生きていくにはどうしたら良いのだろう…と時々考えます。多様性という言葉が急に多く使われるようになり、それは社会にある意味とても大きな変化をもたらしましたが、この言葉も恒久的に“良い意味”で使われていくかは誰にもわからないと思うのです。          ただ今は、その良い面を信じて「多様性=みんなちがって みんないい!」という解釈を心の中でつぶやきながら、自分にも、周りの人にも優しい人になって欲しいと思います。

そして一つでも自分の大好きな物を見つけること。それに夢中になれること。きっとそれは自分と向き合う時間を作り、自分を信じていられる助けになります。自分が「いい!」と思ったものを心の友として「らしく」生きられますように…それを願ってやみません。

保護者の皆様、この一年も温かく見守って頂き、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。進学、進級する子ども達、そしてご家族の皆様にとって、明るい喜びの春となりますよう、職員一同心よりお祈りしております。

さいごにねんちょうさんへ…

そつえんおめでとう。たくさんのやさしいおもい、かわいらしいひょうじょう、まっすぐな「だいすき!」なことば、それをたくさんもらいました。みんなのわらいごえは、せんせいたちのぱわーのもとでした!おおきなこえで「ありがとう!」をおくります。みんながげんきで、しあわせにいきていけるようこれからもずっとずっとおいのりしています。         

                                 えんちょう ささき けいこ

園庭で遊んでいた朝のこと。年長さんの女の子が                   

「園長先生、あそこみて!神様のおめぐみじゃない?」と指さしたのが、この空でした。  

  雲の向こうから射す光が綺麗に広がっていました。

  その言葉と光景に、とても嬉しくなりました。

 これからも神様はいつもそばにいてくれるよ。

新しい一年がはじまりました

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雪の少ない穏やかな年末年始でしたね。インフルエンザやコロナも流行していましたが、皆様お元気でお過ごしでしたでしょうか…?

さて、今日からいよいよ3学期がスタートします。「早く幼稚園に行きた~い!」モードのお子さんと、「まだまだお家にいた~い!」モードのお子さんがいらっしゃるかと思います。どちらのお子さんも、園に一歩入ったら、同じくたくさんの冬休みのお話を聞かせてくれる事と思いますので、楽しみにしています。園生活のリズムを取り戻すまで少々時間がかかるお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、どうぞ背中を押して頂けたらと思います。

さて、3学期は1年間のまとめをしながら、次のステップへの準備を進めていく時間です。

一人一人のお子さんのこの一年を振り返ると、本当にたくさんの成長がありました。顔つきもずい分変わり、表情や言葉が増えました。感情表現が豊かになりました。集中力がつきました。そして4月からの更なる一歩に向けて、今のうちに経験させてあげたい事、身に付けて欲しい事、自信をつけてあげたい事など、一人一人へのテーマも浮かんできます。驚くほどあっという間に過ぎる3学期だからこそ、さらなる自立に向けて、そして思い出に残る楽しい時間になるように、限られた時間を大切に過ごしていきたいと思っています。

 年長さんは、ランドセルの色、机が届いた事、小学校の名前…そんな話題がよく子ども達から出てくる頃となります。楽しみいっぱいですが、同時に卒園を淋しく思う時間もあるかと思います。 

色々な気持ちが混在する時期、ちょっと感じやすくなるお子さんもいますので、よく見守っていきたいと思います。人を信頼する力、友達を求める力、自分を発揮する力、よく考える時間、周りの話に耳を傾ける姿勢…たくさんの力を培った、虹の森自慢の年長さん達です。「きっと素敵な1年生になれるよ!」とより自信を持って、そして期待を持って過ごせるよう準備をしていきます。

そして、淋しさを感じるのは年長さんだけではありません。年下の子ども達の中にも、年長さんがいなくなってしまう事を敏感に感じ取るお子さんもいます。こんな感情も成長の一面ですね。

大好きな年長さんとの思い出をいっぱい作ってあげながら、そして自分もまた一つ大きくなる事に期待を持てるよう丁寧に関わっていきます。

この1年もご家族皆様が明るく健康で、そして笑顔で過ごせますよう心よりお祈りしております。そして日本、世界の中で不安で苦しい日々を送っている方々の平穏と幸せのためにも、引き続き

子ども達と一緒に祈っていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。

                                  園長 佐々木 圭子