~ご入園・ご進級おめでとうございます~

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「今日から新しい生活が始まります。ドキドキしながら入園式をむかえるお友だち、幼稚園で元気いっぱい遊びましょう。そして、ひとつ大きくなったお友だち、いろいろなことに挑戦して、心も体も大きくなりましょう。みなさんが優しく強い心でいられるよう、神様がいつも見守ってくださいますよ。」

新年度がスタートしました。私が生まれ育ったこの厚別で、沢山の子ども達、そして保護者の皆様と共に過ごせることを大変嬉しく思っております。毎朝、野津幌川を見ながら歩いての通勤。朝早く駅に向かう人々とすれ違いながら園に向かう道を歩いていると、幼少期∼学生時代を思い出します。自宅から当時通っていたひばりが丘の幼稚園まで1,5キロほどある道のりを子どもだけで歩いて通ったこと、もみじ台の祖母の家までバスで遊びに行ったこと、今はなくなってしまった百年記念塔への遠足や、厚別清掃工場の煙突、温水プール、…感慨深さと同時に、この街のカトリック園に導かれたことへの感謝の気持ちが溢れました。

時代が変わり、幼児教育の在り方や家庭での子育ての常識も変化しました。沢山ある情報の中で子ども達がそればかりに踊らされ見失うことのないよう、必要なものを選択し、与え、共感しながら成長を見守っていきたいと思っています。

ここに通うみんながいつも楽しく、健康、安全であるように、また、保護者の皆様にも笑顔が溢れ、安心していただける幼稚園であるように、職員一同取り組んでまいりますので、皆様の一層のご理解・ご協力をよろしくお願い致します。

この園の名にかけられた願いのとおり、神様のお導きのもと、

「子ども達が 森にかかる美しい虹のように、未来の懸け橋となりますように」

園長 泉川 由利子

感謝を込めて~7年分のありがとう~

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3月19日に2025年度終業式を迎えました。その少し前の14日の卒園式には、立派に保育証書を受け取り、園を巣立っていった年長さんを笑顔と涙で見送りました。

今年度も保護者の皆様の御理解御協力により、無事に一年終えられました事、心より感謝申し上げます。

幼稚園というのは、言うまでもなく子どもが中心です。でも、子どもと先生だけの世界ではありません。常に信頼を寄せて、私達に任せて下さる保護者の皆様の存在を感じていたからこそ、色々な事に挑戦する事ができました。「こんな事やってみたいな」「こんなところへ行ってみたいな」と、子ども達の生活の様子からヒントを得て、さらに楽しい、充実した活動へ発展させるために、私達は新しい事にチャレンジできました。それは皆様の存在をしっかり感じていたからです。

これからも、子ども達と先生達は手を繋いで歩み続けます。

どうぞその背中を見守りながら、共に歩んで頂けましたら幸いです。

最後になりますが、この度、私も年長さんと一緒に虹の森カトリック幼稚園を卒園し、小樽藤幼稚園へ異動する事となりました。

広い園庭と青空と…四季それぞれの遊びに夢中になっている子ども達。

その幸せな風景を忘れる事は決してないでしょう。

7年間のうち、その半分はコロナによる影響で、やりたいことができなかったという思いはありますが、本当にたくさんの支えを頂きながら乗り越えることができました。至らない点も多々あったかと思いますが、いつもお許しいただき、励まして頂いた事に心より感謝申し上げます。

7年の間に園を巣立っていった卒園生の子ども達と、そのご家族の皆様にもこの場をお借りして感謝をお伝えしたいと思います。

大好きな虹の森カトリック幼稚園を遠くからこれからも応援しています。

そして、お子さん、ご家族の皆様のお幸せとご健康を心よりお祈りしております。

子どもは家族の、そして社会の「希望」そのものです。

どうぞ、明るく照らされた道が続いていきますように。

平和と喜びがいつもありますように。

心からの感謝と共に、お礼の言葉とさせて頂きます。

7年間、ありがとうございました。

                                     園長 佐々木 圭子

また あおう

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早いもので2月も終わりに近づき、クラスからは卒園の歌が聞こえる頃となりました。

毎年、年長の先生達が、今年の年長さんにはどの歌が合うかな…?と考えます。今年の卒園の歌は「またあおう」という曲です。

初めてこの歌を歌った時に、涙を流す子が何人もいました。「先生、この歌を選んでくれてありがとう!」と言った子もいるそうです。歌詞や旋律に、色々と感じるものがあったのでしょう。巣立ちの時が確かに近づいている事を、子ども達も知っています。

毎朝玄関で大泣きしていた子、うまくいかない事があると怒って地団駄を踏んでいた子(笑)、お家では喋っているのに、園では首を縦や横に振るだけで、なかなか声を出せなかった子…そんな小さい頃の姿が、ついこの間の事のように思い出されます。

今では小さな子に合わせてかがんで話してあげたり、間違っていたら優しく教えてあげたり、友達とキャーキャー言いながらふざけ合ったり…みんな成長して、自分らしさを発揮して、園生活を楽しめるようになりました。

人生の中で一番の成長を遂げる数年間を、一緒に見守らせて頂けたことは何よりの喜びでした。

小学校ではまた新しいたくさんの経験をします。ドキドキわくわくしながら、そして時にはモヤモヤした気持ちや悲しさも心に刻みながら大きくなっていきます。少しずつ大人の手を離れた社会で、自分で自分を守る力をつけていくのです。悲しみが膨らんで心折れて帰ってくる日もあるかもしれません。自分の思いを言葉にできるよう、それを受け止めてあげる環境をどうぞこれからも守ってあげてください。周りの色々な考えを受け入れていくためには、まず自分はどう考えているのか、どうしたいのか、何が好きなのか、なにが苦手なのか、様々な心模様を言語化して見つめられる事も大切だと思います。「あなたはどう感じてる?」「あなたはどうしたい?」と問われる世の中になってきた事をひしひしと感じるからです。

そして一つでも自分の大好きな、夢中になれることを見つけて欲しいと思います。きっとそれは自分と向き合う時間を作り、自分を信じていける助けになります。自分が「好き!」と思ったものを心の友として「らしく」生きられますように…それを願ってやみません。

保護者の皆様、この一年も温かく見守って頂き、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。進学、進級する子ども達、そしてご家族の皆様にとって、明るい喜びの春となりますよう、職員一同心よりお祈りしております。

                                     園長 佐々木 圭子

センス・オブ・ワンダー

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雪の少ない、穏やかな年末年始だったなあ…と思っていたのもつかの間、一週ごとにドン、ドンと大雪が…やはりしっかりと辻褄の合うようにできているのですね。雪かきは大変でしたが、おかげで園庭には大きな雪山ができました。

今日から3学期がスタートします。休み明けは、まだまだお家モードのお子さんもいらっしゃるかと思いますが、お友達と顔を合わせたらきっと大丈夫。再会を喜ぶ笑い声が、雪の幼稚園をすぐに温めてくれるでしょう。

さて、「センス・オブ・ワンダー」という言葉をご存知でしょうか?子どもが生まれながらにもっている、自然の中の美しいもの、未知のものに出会ったときの喜びや驚き、感動、大きな自然の力を前にしたときの畏敬の念など、柔軟な感性のことを指します。そして幼少期には持っていても、大人になるにつれて失ってしまいやすいものだとも言われています。

私達は日々、子ども達の「センス・オブ・ワンダー」に触れながら生活しています。「どうしてこれは〇〇なの?」と聞かれるたびに、その視点に驚かされたり、当たり前の風景について、もう一度一緒に考える機会をもらっていると感じます。大人が普段スルーしてしまっている事を、全く違う方向からよく観察している事に驚き、嬉しく思ったり、感心したりするのです。

時には本気で答えに困る事もあります。でも「どうしてだろうね?」と考える時間はとても楽しいものです。そこから調べて「なるほど!そうだったんだ!」の答えを共有した時には、子どもも大人も同じラインに立っている感覚があります。それもまた素敵なものです。

こんな風に、実は気づかないうちに子どもの柔らかい感性の「おすそわけ」をもらい、当たり前にそこにある物の不思議さや、自然の美しさに触れ、感動する機会をもらい、大人が失いつつある感性に刺激を与えてもらっている気がするのです。

3学期はまさに自然と向き合う時間がいっぱいです。雪の結晶の奇跡的な成り立ちや、気温によって感触を変える不思議、思い切り身体を委ねて遊ぶ経験、そんな一つ一つが子どもたちの記憶に残り、北国の冬の自然を知り、馴染んでいく事になるのでしょう。

そうそう、「センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン)」には、子どもの特別な感性に寄り添い、感じ、分かち合う大人の存在が大切だ、とも書かれています。

「センス・オブ・ワンダー」という言葉を心におき、大人も柔らかな心を持ち、楽しみながら共に寄り添ってまいりましょう。

3学期もどうぞよろしくお願いいたします。                  園長 佐々木 圭子

イエス様へのプレゼント

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吐く息が真っ白になり、いよいよ冬の訪れを感じる頃となりました。

「雪だ雪だ!!」と窓に張り付いて園庭を眺めている子ども達の後ろ姿がとても可愛らしく、優しい気持ちになります。

さて、子ども達もクリスマスに向けての準備が始まりました。「クリスマスはイエス様の生まれた日。だから、みんなからもお祝いをプレゼントしましょう。何をプレゼントできるか考えて過ごしましょう」と伝え、イエス様に見て頂く劇や遊戯を一生懸命頑張る気持ちや、待降節(クリスマスまでの準備期間)を思いやりの心で過ごすこと、などなど…子ども達と一緒にイエス様と、そしてご家族の皆様に喜んで頂ける事を楽しみに取り組んでいます。

満3歳・年少さんは、2グループに分かれて遊戯を踊ります。あっという間に楽しそうに踊れるようになった年少さん。運動会の時には恥ずかしくて踊る事ができなかった子も、あれれ…?にこにこと踊っているではありませんか!これは嬉しい驚きです。一生懸命音楽に合わせて踊る姿はこの時期ならではの可愛らしさです。どうぞお楽しみに!

年中さんは「どうぞのいす」をアレンジしてオリジナルのオペレッタを演じます。森の動物たちがやさしさのリレーを繋いで行きます。最後の“オチ”にもご注目下さい!子ども達には、この劇を通して、「どうぞ」という言葉に込められた思いや優しさを感じ、これからの毎日の生活の中にも、それが生きていくような取り組みになったら良いなと願っています。

年長さんはイエス様の生まれた聖なる夜の劇を演じます。数回の劇遊びの中で色々な役に挑戦し、その中から何を演じたいか決めた子ども達。ちゃんとストーリ―を理解し、みんなで一つの劇を作るんだという意識が日に日に高まっているのを感じています。自分の役を演じる時間だけでなく、友達の様子を真剣に見ながら集中している姿はさすがです。毎年同じストーリーではありますが、その年によって、違ったカラーが出るのがとても楽しみです。今年の年長さんらしい、元気さと明るさ、そして温かい雰囲気の劇になるだろうと期待が高まります。一人一人の成長のつぼみが、毎日ぽんぽんと開いていくのがわかります。この時期の成長は本当に素晴らしいものです。 

本番はまた別の力も加わります。どんな輝きが見られるのか、とても楽しみにしています。

さて、話は変わりますが、毎年この時期になると日本では「第九」が歌われます。これは“歓喜の歌”と訳され、年末の風物詩として親しまれていますが、歌詞には「時代(戦争)によって分断された人々が、神様の力によって再び結び付けられる。兄弟たちよ、一つになりましょう」という人類の団結と平和を祈る言葉が記されています。ある指揮者は「第九は平和な国の人にしか歌えない」と言いました。確かにその通りです。クリスマス、そして年末に向かうこの時期に、戦争という苦難の中にある人々、そして幼い子ども達を思い、祈りを捧げる事。そして何か少しでもその人たちのためにできる事を考える事。ご家庭でも、お子さんと共にそんな平和への思いを馳せる時間を過ごして頂けたらと願っています。                    

                                     園長 佐々木 圭子