出産記念日

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吹く風が心地よい季節になりました。木々の緑色が濃くなり、町のところどころにつつじやライラックの花が咲き、景色を彩っています。子ども達は、初夏の訪れよりいち早く、半袖のシャツ一枚で園庭遊びを楽しんでいます。

毎月、教会で行われるお誕生会。子ども達のお誕生日をお祝いする度に、「おめでとう」という言葉の中には、たくさんの喜びが込められていることを感じます。お誕生日は、子どもにとって‘生まれてきたことを喜ばれる日’であると同時に、親御さんにとっては、わが子と出会った大切な「出産記念日」でもあります。

小さな命を授かり、初めて抱いた日の嬉しさ、また、泣き声に安心したり、不安になったり…それぞれのご家庭に、かけがえのない思い出があることでしょう。今日、子ども達が元気に笑い、遊び、友だちや先生と過ごしている姿の背景には、ご家庭の深い愛情があることを感じます。

誕生会の最後に、子ども達から親御さんに渡されるカードには、特別な思いが込められています。お誕生日は、「大きくなったね」と、成長を喜ぶ日であると同時に、「生まれてきてきてくれて(生んでくれて)ありがとう」と、互いに伝え合う日であるのかもしれません。そして、親御さんにとっても、「この子の親になって〇年目。ここまでよく育ててきました!」と、ご自身を少しねぎらう日になればと思います。

ひとりひとり、神様からいただいた尊い贈り物である命。子ども達が、神様の祝福の中でこれからも豊かに育まれていきますように、また、私達大人もその歩みや成長を共に喜び、見守っていきたいと思っています。

6月は、運動会があります。先生や友だちと一緒に、喜んで練習や本番に取り組み、お互いの力を認め合ったり、走り、競い合い、勝って喜び負けて悔しがる経験が、また心の成長に繋がりますように。頑張っているお子さんへの励まし、見守り、そしてあたたかい応援をよろしくお願いいたします。

園長 泉川 由利子

「やさしさを繋ぐ」

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新年度がスタートし、数週間が経ちました。札幌市内では、記録的な早さで桜の開花が発表され、例年より早い見頃を迎えています。園庭には、‘外遊びを楽しむ子ども達に負けないぞ’とばかりに5匹のこいのぼりが空高く泳いでいます。新しい生活で緊張気味だった新入園児さん達も、日を追うごとに園に慣れ、先生やお友達に親しみを持ちながら笑顔で過ごす姿がみられるようになりました。

 朝、玄関で中々お母さんと離れられずにいた年少さん。頑張って泣かずにお母さんとバイバイしましたが、中々気持ちが乗らず、支度に時間がかかっていました。時々声を掛けながら様子を見守っていると、「これ、○○ちゃんのだよね?私がこっちを持って行くから、○○ちゃんはリュックだけ持って行って。」と、登園して来た同じクラスの年長さんがお手伝い。「ありがとう。優しいね。」と声を掛けると、「〇〇ちゃんは、前はずっと泣いていたんだよ。でも、もう泣かなくなって偉いんだよ。」と、教えてくれました。自分のリュックと絵本バッグ、そして年少さんの重そうな荷物をひょいっと両手に抱えたその小柄な年長さんの姿は、いつもより大きく頼もしく見えました。保育室に向かうふたりの微笑ましい姿を見守りながら、○○ちゃんが大きくなった時は、この年長さんの優しさを同じように下の子に繋いでくれるだろう、と、2,3年後の姿を想像し温かい気持ちになりました。縦割り保育の中で育ち合う子ども達。相手から受け取った優しさのバトンを繋ぎ、思いやり深い大人へと成長してくれることを願います。

5月は、マリア様の月です。いつも、私達を見守って下さる、みんなのお母さんであるマリア様のように、優しく温かい、愛に溢れた人になれますように。    

世界中には、戦禍の中にいる方、貧困に苦しんでいる方がいることを忘れず、その人達のために祈り、小さな力を貸すことができますように…。  

園長 泉川 由利子

~ご入園・ご進級おめでとうございます~

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「今日から新しい生活が始まります。ドキドキしながら入園式をむかえるお友だち、幼稚園で元気いっぱい遊びましょう。そして、ひとつ大きくなったお友だち、いろいろなことに挑戦して、心も体も大きくなりましょう。みなさんが優しく強い心でいられるよう、神様がいつも見守ってくださいますよ。」

新年度がスタートしました。私が生まれ育ったこの厚別で、沢山の子ども達、そして保護者の皆様と共に過ごせることを大変嬉しく思っております。毎朝、野津幌川を見ながら歩いての通勤。朝早く駅に向かう人々とすれ違いながら園に向かう道を歩いていると、幼少期∼学生時代を思い出します。自宅から当時通っていたひばりが丘の幼稚園まで1,5キロほどある道のりを子どもだけで歩いて通ったこと、もみじ台の祖母の家までバスで遊びに行ったこと、今はなくなってしまった百年記念塔への遠足や、厚別清掃工場の煙突、温水プール、…感慨深さと同時に、この街のカトリック園に導かれたことへの感謝の気持ちが溢れました。

時代が変わり、幼児教育の在り方や家庭での子育ての常識も変化しました。沢山ある情報の中で子ども達がそればかりに踊らされ見失うことのないよう、必要なものを選択し、与え、共感しながら成長を見守っていきたいと思っています。

ここに通うみんながいつも楽しく、健康、安全であるように、また、保護者の皆様にも笑顔が溢れ、安心していただける幼稚園であるように、職員一同取り組んでまいりますので、皆様の一層のご理解・ご協力をよろしくお願い致します。

この園の名にかけられた願いのとおり、神様のお導きのもと、

「子ども達が 森にかかる美しい虹のように、未来の懸け橋となりますように」

園長 泉川 由利子

感謝を込めて~7年分のありがとう~

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3月19日に2025年度終業式を迎えました。その少し前の14日の卒園式には、立派に保育証書を受け取り、園を巣立っていった年長さんを笑顔と涙で見送りました。

今年度も保護者の皆様の御理解御協力により、無事に一年終えられました事、心より感謝申し上げます。

幼稚園というのは、言うまでもなく子どもが中心です。でも、子どもと先生だけの世界ではありません。常に信頼を寄せて、私達に任せて下さる保護者の皆様の存在を感じていたからこそ、色々な事に挑戦する事ができました。「こんな事やってみたいな」「こんなところへ行ってみたいな」と、子ども達の生活の様子からヒントを得て、さらに楽しい、充実した活動へ発展させるために、私達は新しい事にチャレンジできました。それは皆様の存在をしっかり感じていたからです。

これからも、子ども達と先生達は手を繋いで歩み続けます。

どうぞその背中を見守りながら、共に歩んで頂けましたら幸いです。

最後になりますが、この度、私も年長さんと一緒に虹の森カトリック幼稚園を卒園し、小樽藤幼稚園へ異動する事となりました。

広い園庭と青空と…四季それぞれの遊びに夢中になっている子ども達。

その幸せな風景を忘れる事は決してないでしょう。

7年間のうち、その半分はコロナによる影響で、やりたいことができなかったという思いはありますが、本当にたくさんの支えを頂きながら乗り越えることができました。至らない点も多々あったかと思いますが、いつもお許しいただき、励まして頂いた事に心より感謝申し上げます。

7年の間に園を巣立っていった卒園生の子ども達と、そのご家族の皆様にもこの場をお借りして感謝をお伝えしたいと思います。

大好きな虹の森カトリック幼稚園を遠くからこれからも応援しています。

そして、お子さん、ご家族の皆様のお幸せとご健康を心よりお祈りしております。

子どもは家族の、そして社会の「希望」そのものです。

どうぞ、明るく照らされた道が続いていきますように。

平和と喜びがいつもありますように。

心からの感謝と共に、お礼の言葉とさせて頂きます。

7年間、ありがとうございました。

                                     園長 佐々木 圭子

また あおう

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早いもので2月も終わりに近づき、クラスからは卒園の歌が聞こえる頃となりました。

毎年、年長の先生達が、今年の年長さんにはどの歌が合うかな…?と考えます。今年の卒園の歌は「またあおう」という曲です。

初めてこの歌を歌った時に、涙を流す子が何人もいました。「先生、この歌を選んでくれてありがとう!」と言った子もいるそうです。歌詞や旋律に、色々と感じるものがあったのでしょう。巣立ちの時が確かに近づいている事を、子ども達も知っています。

毎朝玄関で大泣きしていた子、うまくいかない事があると怒って地団駄を踏んでいた子(笑)、お家では喋っているのに、園では首を縦や横に振るだけで、なかなか声を出せなかった子…そんな小さい頃の姿が、ついこの間の事のように思い出されます。

今では小さな子に合わせてかがんで話してあげたり、間違っていたら優しく教えてあげたり、友達とキャーキャー言いながらふざけ合ったり…みんな成長して、自分らしさを発揮して、園生活を楽しめるようになりました。

人生の中で一番の成長を遂げる数年間を、一緒に見守らせて頂けたことは何よりの喜びでした。

小学校ではまた新しいたくさんの経験をします。ドキドキわくわくしながら、そして時にはモヤモヤした気持ちや悲しさも心に刻みながら大きくなっていきます。少しずつ大人の手を離れた社会で、自分で自分を守る力をつけていくのです。悲しみが膨らんで心折れて帰ってくる日もあるかもしれません。自分の思いを言葉にできるよう、それを受け止めてあげる環境をどうぞこれからも守ってあげてください。周りの色々な考えを受け入れていくためには、まず自分はどう考えているのか、どうしたいのか、何が好きなのか、なにが苦手なのか、様々な心模様を言語化して見つめられる事も大切だと思います。「あなたはどう感じてる?」「あなたはどうしたい?」と問われる世の中になってきた事をひしひしと感じるからです。

そして一つでも自分の大好きな、夢中になれることを見つけて欲しいと思います。きっとそれは自分と向き合う時間を作り、自分を信じていける助けになります。自分が「好き!」と思ったものを心の友として「らしく」生きられますように…それを願ってやみません。

保護者の皆様、この一年も温かく見守って頂き、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。進学、進級する子ども達、そしてご家族の皆様にとって、明るい喜びの春となりますよう、職員一同心よりお祈りしております。

                                     園長 佐々木 圭子