あゆみ・特色

幼稚園のあゆみ

本園は、1978年(昭和53年)12月に北海道カトリック学園により開設され、地下鉄東西線の開通とともに発展してきました。本園は、キリスト教の精神に基づいた幼児教育を通して、地域社会への奉仕と、隣接する野幌森林公園の豊かな自然環境の下に、将来、人と自然を愛し、人間相互及び、人と自然との間に、虹(聖書では、鳩と共に平和のシンボル)の架け橋を渡すことのできる人間の形成を目指し、虹の森カトリック幼稚園と命名されました。

教育の目標

自分と同じように他者を愛する子

明るく生き生きと活動する子

粘り強くやり遂げ自立する子

美しいものに感動できる子

教育の方針

本園では、「一人ひとりの子どもが神様のみこころにとって、かけがえのない命と人格をもった存在(ひとり)である」というキリストの教えに基づいて、幼児一人ひとりを大切にし、それぞれの発達段階に応じた手助けをすることにより、心身の豊かな人格形成と自立を目指しています。

教育の特徴

キリスト教の精神に基づき、神様を身近に感じながら、善悪を判断する力、感謝する心、思いやる心、祈る心、愛する心を育みます。

神様のお話、祈り、聖歌、宗教的行事を通して、人間としての基礎を育みます。

モンテッソーリ教育を取り入れ、自然で自由な選択活動を尊重しつつ、心身共にバランスの取れた人間形成を目指します。

子どもの“自分でできるようになりたい”との願いに応えていくこと、子どもが“自分でできた”喜びを積み重ねることにより、主体的に生き生きと人生を歩んでいく力を育みます。

異年齢の縦割りクラスを基本に、相互の関わりを活発にし、共に生きる力を育みます。

毎日の生活や活動の積み重ねの中から、互いに人間関係を学び、成長への憧れの心、やさしさやいたわり、お互いを尊敬し合う心など、子どもたちの内面に豊かに育まれていきます。

多様な活動と自然の豊かな関わりを大切にし、豊かな感性と自然と共生する心を育みます。

幼稚園と保護者の連絡を密にし、子どもたちの環境への関わりを見守り、適切に支援する中で、幼児の自立を育みます。

幼児・教師・保護者相互の信頼関係の下に、幼児の今を大切に自立を育みます。

多様な活動、キリスト教精神に基づいた活動、自然との関わり等、活動のねらいを踏まえて、しっかり活動できるよう支援し、豊かな感性と共生する心を育みます。

ごあいさつ

「はじめの一歩」

虹の森カトリック幼稚園 園長
佐々木 圭子

 お子さんがご家庭から「はじめの一歩」を踏み出して初めて出会う社会、それが幼稚園です。幼稚園には友達がいます。そして先生がいます。当たり前のように聞こえますが、それはとても素晴らしい世界です。
 お子さんは、初めて家族以外の、外の世界の大人と出会い、少しずつ信頼関係を築き、心から安心できる「第二の居場所」を見つけます。
 そして、大人には教えられないもの全てを、友達から吸収します。幼稚園生活の縦割り保育の環境の中で、小さな先輩に教えてもらい、やがて自分の力でできるようになり、そして次の春には新しく入ってくる小さな後輩に、自然に優しく教えてあげられるようになります。
「見て学び、経験して学び、教えてあげる事でまた学ぶ」

 このもっとも自然な日々のサイクルの中で、友達関係におけるルールや、自分を表現する力や、言葉にはならない繊細な感情をも味わい、豊かな人間性が育まれていきます。

 友達との関係の中でしか得られない喜び、楽しさ、悔しさ、感謝などを経験し、友達の存在の大きさと大切さに気付く事で、初めて自分以外の誰かを思い、心から祈る気持ちが生まれます。一人ひとりが神様に愛された、唯一無二の存在である事を知り、愛されている喜びを感じながら生きていけるよう 、お子さんの心に寄り添っていきたいと思います。