運動会へ向けて

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運動会の練習も始まり、笛の音や子ども達のかけ声がホールや園庭から聞こえてくるようになりました。

身体を動かす事を楽しみながら「友達と一緒に頑張る楽しさを味わう事」「最後までやり遂げた満足感と

充実感を味わう事」この2つが運動会という行事の大きなねらいです。やりたくない気持ち、苦手な気持ちになる時もありますが、それを乗り越える強さが時に成長のスパイスになります。今の力より“ちょっとだけ”レベルの高い事に挑戦し、そのハードルを越える事で、子ども達は大きくステップアップします。

さて、運動会までの期間、一番の楽しみは子ども達の変化です。運動会までのほんの短い期間の間に子ども達は本当に伸びます!走る順位が入れ替わるようになり、特にリレーでは、遅かった子が早くなり、負け続けていたチームが本番で勝ったりします。

練習では、負けた悔しさで涙したり、勝った時には飛び上がって歓声をあげたり、感情表現もどんどん豊かになっていきます。

遊戯では、踊らずにずっと様子を見ているだけだった子が、ある日を境にちょっと手足を動かすようになり、部分的に踊りを覚えていき、当日はみんなと合わせて踊ったりもします。

その周りには、頑張っている友達を応援したり、できた時に自分の事のように喜んだりする子ども達の姿があります。

本番当日は、そこかしこに散りばめられている小さな奇跡が感動を生みます。私達職員も、熱い思いで、子ども達と一緒に頑張ります。

子ども達が頑張ってきた成果を発揮できる事、その成長をご家族の皆さまと共有できる事、そしてこの経験から得た自信が次の挑戦につながる事。そのような運動会の持つ大きな意味を大切にしながら、当日に向かいたいと思います。

本番をどうぞお楽しみに!当日は皆様のご理解ご協力をよろしくお願い致します。

二学期スタートです!

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北海道にしては暑い夏でしたね!夏休みの間も、水遊びやキャンプなど、夏ならではの遊びを楽しまれたことと思います。海やプールで、水に全身を預ける感覚や、色々な生き物を自分の目で見る体験は、夏の暑さと共に、記憶に刻まれた事でしょう。

真っ黒に焼けた子ども達から、夏休みの思い出を聞きながら、また元気に二学期を始めたいと思います。

そして今週中にも、9月の運動会に向けての取り組みが始まります。運動会までの数週間の活動の経験が、子ども達をぐんと成長させてくれます。何よりも子どもたちが楽しみながら、そして苦手な事にも挑戦する気持ちを持って、活動に参加できるように見守っていきます。

実りの秋に向けて、充実した時間を過ごせますように…

二学期も皆様のご理解ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

あめふりくまのこ

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♪おやまにあめがふりました あとからあとからふってきて ちょろちょろおがわができました

いたずらくまのこ かけてきて そうっとのぞいてみてました さかながいるかとみてました♪

突然ですが、この歌を覚えていますか?そう、「あめふり くまのこ」です。まるで絵本を開いているかのように、イメージが浮かぶ曲ですよね。雨降りの日、保育室からはこの歌がよく聞こえてきます。

子ども達とどんな歌を歌うのか、職員が相談して決めています。今どきの曲も悪くはないのですが、やはり日本の四季を感じる歌や、ほんわり優しい気持ちになる昔からの童謡も、意識して織り交ぜていきたいと考えています。さて、上の続きです。

♪なんにもいないとくまのこは おみずをひとくちのみました おててですくってのみました

♪それでもどこかにいるようで もいちどのぞいてみてました さかなをまちまちみてました♪

そうして、最後はどうなったのでしょう?…覚えていますか?

♪なかなかやまないあめでした かさでもかぶっていましょうと あたまにはっぱをのせました♪

ここで歌は終わっています。こぐまはどうしたのでしょうね?その先の事は誰にもわかりません。そんな歌は、続きのお話をお子さんと一緒に考えるのも楽しいと思います。紙芝居のように場面ごとに絵を描いてみるのもいいですね。雨で、しかも森の中で、背景は暗い空なのに、そのこぐまのしぐさの可愛さや、健気(けなげ)にさかなを待ち続けている様子などが、反対にぽっと温かく印象に残る、子どもの頃に大好きな歌でした。  その歌の風景の中では自分がこぐまになって、水をすくったりはっぱをのせたりして遊んでいたのかもしれません…子どもの心に深く情景が残る名曲は、ぜひこれからも歌い継いでいきたいものです。絵が見える歌は、手には持てない絵本と一緒なのです。

日々の生活の中では、なかなかゆったりとした時間は取れないですが、お風呂の中や、夜寝る前の子守歌のように、一緒に歌を楽しめる時間を持てると良いですね。「小さい頃、あの歌大好きだったなあ・・」という思い出の一曲は、きっと人生を豊かにしてくれる事でしょう。ぜひ、お父様、お母様の好きだった曲も、思い出して歌ってあげて下さいね。

一人でできるように手伝ってね!

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桜が満開になったのが合図かのように、チューリップやムスカリ、水仙やレンギョウ…たくさんの花が一気に開きましたね。まさに百花繚乱、北海道が一番美しい季節がやってきました。子ども達も園庭で思い切り体を動かして、この気持ちの良い気候を楽しんでいます。

そして、子ども達の様子にも変化が見られます。朝の支度がスムーズになり、自分がやる事の順序が身に付き、一日の流れを体で理解しはじめています。

そんな風に幼稚園生活での様々な約束が少しずつ身についてきているこの頃、モンテッソーリ教育の大きなヒントがありますので、ちょっとお話させていただきます。先日の参観日でも少し触れさせて頂きましたが、モンテッソーリ教育の一番の思いであり、目的は「子どもが自分でできるように大人が援助する」という事です。

例えば手洗いについて。手指の洗い方、蛇口の開閉(水量の調節)、手の拭き方、ハンカチの畳み方・・・たった一つの事を終えるのに、こうして分けて書き上げると、実は沢山の過程があります。

その一つひとつを伝えるのに一番良い方法は、「見せる」事です。モンテッソーリ教育では初めての事を伝える時に、必ず大人が一度ゆっくりやって見せます。そして、その間、同時に言葉を発する事はせず、黙ってやって見せるのです。

見せながら説明をすると、子どもは目と耳を同時に使う事になるので、理解するのがちょっと難しいのですが、黙ってすると、集中する事ができます。それを二度、三度繰り返すと、まるで鏡に映しとるように吸収できるのがこの時期の子どものすごい力なのです。この力を目の当たりにした時、「へえ~っ!」と何度でも新鮮な驚きと喜びを味わうことができます。

ご家庭でも、洋服の畳み方、ボタンのかけ方、水の注ぎ方、鼻のかみ方等々、ちょっと試してみてください。保護者の方も「へえ~っ!」を体験できる事と思います。お子さんが自分でできる楽しみもぐっと増えるかもしれません。これからの一年が楽しみですね!

園長  佐々木 圭子

おはようございます!

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新年度が始まり数日が経ち、少しずつ落ち着いてきたように感じるこの頃です。進級児さんは新しくなったバッジを嬉しそうに撫でながら、一つ大きくなった事を教えてくれたり、新入園児さんのお手伝いをしてくれたりと、進級した自覚と喜びの場面があちこちで見られます。新入園児さんは朝の玄関で涙を流す子も減り、部屋や遊戯室で楽しそうに遊ぶ姿が見られるようになりました。

そんな毎日は、朝の玄関での挨拶から始まります。一人ひとりのお子さんの顔を間近で見ると、その表情や「おはようございます」のトーンから、調子が良いか、ちょっと元気がないかなど、昨日と違った小さな変化に気付きます。

「あら、今日は三つ編みしてもらったの?」「今日は幼稚園に来れたね!熱は下がった?」などとこちらから聞く事もあれば、玄関に入るなり「先生、昨日ね、○○に行ってきたよ!」と、もう待ちきれないように話し出す子もいます。

昨日まで自分から挨拶を言えなかった子が言えるようになったり、曇り空のようだった表情が、ある日突然晴れ渡って元気に来たりすると、とても嬉しくなります。反対に様子がいつもと違う子は、後で体調が悪くなったり、泣きやすかったりする事が多いです。朝一番の顔は、その日のバロメーターでもあるのです。

ほんのひと時ですが、一人ひとりの顔を見て挨拶を交わすその時間をとても大切に感じています。一日の始まりに、「今日もまた会えたね」という喜びと共に、「一日楽しくいってらっしゃい!」と、見えない手で背中を押すつもりで、気持ちよくスタートできるよう声をかけています。ようやく全員のお名前を覚えたところですが、こちらから名前を呼んで挨拶をした時の反応は様々で、すぐににっこり答えてくれる子もいれば、「どうして知ってるの?」と驚いたような顔をする子もいます。私の名前も覚えてもらって、どんどん仲良くなりたいなあと思っています。

虹の森のお子さん達は「ありがとう」というご挨拶がとても上手だと思います。自然にすっと言えるのが素敵です!挨拶とは「相手に心を開く」という意味があるそうです。友達に、先生に、そしてこれから出会っていく人達に、いつでも気持ちよくご挨拶できる人になって欲しいと願っています。

明日も元気に、笑顔で「おはようございます!」と来てくれますように・・・