天気予報にはいよいよ雪だるまマークが並び、朝の水たまりには厚い氷が張っています。空気がぴんと澄んで、月や星が綺麗に見える季節になりましたね。
幼稚園はクリスマスへ向かう時間が流れています。毎朝「おほしがひかる」や「しずけき」(きよし この夜)の歌が聞こえていて、普段の子ども達の会話の中では…例えば廊下を歩いている時や、並んで手を洗っている時などに、突然劇のセリフのやりとりが嬉しそうに始まったりします。
年少さんは、遊戯の曲の踊りについて教えてくれ、サビの部分を歌いながら見せてくれます。
そしてある朝には、登園するなり「グロリアってどういう意味?」と年長さんに聞かれました。本来は“栄光、賛美する、”といったような意味ですが、「イエス様おめでとう」っていう意味だよ、と伝えました。「そして、イエス様が生まれた事を喜ぶ事、嬉しい事だよ」、と。聖劇の歌に出てくる言葉の意味について考えるところが、さすが年長さんだなと嬉しくなりました。
そんなクリスマス会について、今年も一足早く、ご紹介しますね。
満3歳さん、年少さんは3つのクリスマスの踊りを発表します。曲に入り込みながらノリノリで踊っています。毎年の事ですが、お父さんお母さんを目の前にしたら、どんな姿になるかなあ…と楽しみ半分、ドキドキ半分です。泣いたり、固まったり(⁈)手を振り続けたり…色々な姿があるかと思いますが、そこも含めて、この時期ならではの可愛さをどうぞお楽しみください。
年中さんは名作「ポンタのじどうはんばいき」の創作劇を演じます。じどうはんばいきに欲しいものを言いながら葉っぱをいれるとあら不思議…⁈願いが叶うのです。最後のぽんこの難しい願いは叶うでしょうか…?絵本の世界を子ども達の身体と声で元気いっぱい表現します。
年長さんは憧れの聖劇に挑戦します。登場人物は毎年変わらないのに、その年ごとの子ども達の個性がしっかりと出て、オリジナルの劇になるのが聖劇の不思議さと面白さです。自分が演じるそれぞれの人物に、どんな意味や役割があるのかを知り、一人一人が主役である物語を作り上げます。この劇を通して、クリスマスの本当の意味が心に残る事を願っています。 聖劇の最後に歌うグロリアが、皆さんの心を清め、喜びの時間をもたらしてくれますように…
子ども達の頑張る姿は、保護者の皆様に何にも代え難い喜びと幸せを運んでくれることでしょう。
そしてクリスマスという日が、ご家族皆様で心豊かに、自分の周りだけでなく世界の人々の幸せを思い、祈る日となります事を心から願っています。どうぞ温かいクリスマスをお迎えください。
園長 佐々木 圭子
4本のろうそくに火が灯ったら、クリスマスです