園を再開して2週間が経ちました。在園児さんは、3ヶ月の休園の影響か、久しぶりの登園を喜びながらも、まだ慣れていない新クラスの担任や、新しい友達とのやりとりにちょっと緊張していたようでした。今まで一緒だった年長さんがいないこと、同時に、まだ名前もわからない小さなお友達があちこちにいること…まさに進級後の変化を感じていたように見えました。
しかし子ども達の順応力はいつでも私たちの想像を超えてくるものです。ご家庭で過ごした時間も成長の大事な一歩、それを土台としてあらためて園生活を築いていくのにそう時間はかからないと信じています。これまでを“空白の時間”と捉えずに、確かに育っていたものを引き出してあげられるよう過ごしていきたいと思います。
新入園児さんは、まだ実質1週間…涙の日もありますが、朝の支度など、自分でできる事も増えてきたところです。
まずは子ども達が“やってみたい!”“面白そう!”を見つけられるような環境をしっかりと準備して、夢中になれるきっかけを作ってあげたいと考えています。思い切り動いたり、笑ったり、集中したりを繰り返すうちに、すぐに新しい生活に慣れるでしょう。
新しい生活と言えば、これまで以上に手洗いをしっかりして、並ぶ時やクラスの集まりの時も距離を取って…という事も身に付いてきました。幼児に“自衛”という概念=ウイルスから身を守る=を身に付けるのは難しいと言われますが、しっかり伝えると、守ろうとする意識は身に付きます。
あまりピリピリした雰囲気は作らないように、且つきちんと一緒に頑張っていきたいと思います。
今後も初めての園生活のパターンが生まれると予想されます。安全性が最優先とされる生活が続きますが、引き続き、皆様のご理解ご協力をよろしくお願い致します。
園長 佐々木 圭子