園長先生からのメッセージ

新しい一年がはじまりました

雪の少ない穏やかな年末年始でしたね。インフルエンザやコロナも流行していましたが、皆様お元気でお過ごしでしたでしょうか…?

さて、今日からいよいよ3学期がスタートします。「早く幼稚園に行きた~い!」モードのお子さんと、「まだまだお家にいた~い!」モードのお子さんがいらっしゃるかと思います。どちらのお子さんも、園に一歩入ったら、同じくたくさんの冬休みのお話を聞かせてくれる事と思いますので、楽しみにしています。園生活のリズムを取り戻すまで少々時間がかかるお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、どうぞ背中を押して頂けたらと思います。

さて、3学期は1年間のまとめをしながら、次のステップへの準備を進めていく時間です。

一人一人のお子さんのこの一年を振り返ると、本当にたくさんの成長がありました。顔つきもずい分変わり、表情や言葉が増えました。感情表現が豊かになりました。集中力がつきました。そして4月からの更なる一歩に向けて、今のうちに経験させてあげたい事、身に付けて欲しい事、自信をつけてあげたい事など、一人一人へのテーマも浮かんできます。驚くほどあっという間に過ぎる3学期だからこそ、さらなる自立に向けて、そして思い出に残る楽しい時間になるように、限られた時間を大切に過ごしていきたいと思っています。

 年長さんは、ランドセルの色、机が届いた事、小学校の名前…そんな話題がよく子ども達から出てくる頃となります。楽しみいっぱいですが、同時に卒園を淋しく思う時間もあるかと思います。 

色々な気持ちが混在する時期、ちょっと感じやすくなるお子さんもいますので、よく見守っていきたいと思います。人を信頼する力、友達を求める力、自分を発揮する力、よく考える時間、周りの話に耳を傾ける姿勢…たくさんの力を培った、虹の森自慢の年長さん達です。「きっと素敵な1年生になれるよ!」とより自信を持って、そして期待を持って過ごせるよう準備をしていきます。

そして、淋しさを感じるのは年長さんだけではありません。年下の子ども達の中にも、年長さんがいなくなってしまう事を敏感に感じ取るお子さんもいます。こんな感情も成長の一面ですね。

大好きな年長さんとの思い出をいっぱい作ってあげながら、そして自分もまた一つ大きくなる事に期待を持てるよう丁寧に関わっていきます。

この1年もご家族皆様が明るく健康で、そして笑顔で過ごせますよう心よりお祈りしております。そして日本、世界の中で不安で苦しい日々を送っている方々の平穏と幸せのためにも、引き続き

子ども達と一緒に祈っていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。

                                  園長 佐々木 圭子