園長先生からのメッセージ

つないだ手から広がる笑顔

先日の親子遠足では、北海道開拓の村での一日を、親子で楽しく過ごすことができました。全園児が開拓の村までの道のりを元気いっぱい歩き、親子で一緒にお弁当をいただいたり、シールラリーを楽しんだりと、笑顔溢れるひとときとなりました。お忙しい中ご参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。

先日、年中さんは園の近くにある高齢者施設「ルルドの泉」を訪問しました。たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんを前に、「とんぼのめがね」の歌と踊りを発表したり、「げんこつ山のたぬきさん」などの手遊びを一緒に楽しんだりしました。はじめは緊張していた子ども達でしたが、おじいちゃん、おばあちゃんが子ども達の可愛らしい姿を見て笑顔になると、少しずつ子ども達の表情もほぐれ、いつの間にか一緒に笑顔になっていました。最後には、年中さんが心を込めて作ったふくろうの壁面をプレゼントしました。

園に戻ってから子ども達に感想を聞くと、「緊張した」「楽しかった」「おじいちゃん、おばあちゃんがニコニコしていた」という声が聞かれました。また、「おじいちゃんの手が最初は冷たかったけど、だんだん温かくなった」と話してくれた子もいました。

子ども達が生まれるずっと以前からたくさんの経験を重ね、毎日の暮らしを築いてこられたおじいちゃん、おばあちゃん。その手に触れ、一緒に笑い、触れ合う中で、子ども達は何かを感じとっていたのだと思います。私は、子ども達に「みんなが歌ったり笑ったり、手を繋いだりした時におじいちゃん、おばあちゃんの心と身体にみんなの元気が届いたんだよ、みんなにはそんなすごい力があるんだよ」と、伝えました。

人と人との出会いやふれあいの中には、言葉だけではない心と心が通じ合う瞬間があると思います。神様からいただいた一人ひとりの力を誰かのために使うこと、そして、誰かの笑顔から自分も喜び     や希望をいただくこと。今回の訪問は、子ども達にとってそのことを感じる貴重な経験になったことでしょう。これからも、様々な人とのふれあいを大切にしながら、子ども達の心が豊かに育っていくことを願っています。

園長 泉川 由利子