園長先生からのメッセージ

実りの秋

一雨ごとに気温が下がり、月がすっきり綺麗に見える季節になりましたね。先日の運動会では、皆様に沢山のご協力を頂きながら、一日無事に終えることができました。ありがとうございました。

運動会、本当に子どもたちはよく頑張っていましたね。遊戯を渋っていた子が頑張って踊っていたり、バルーンで苦労した技が決まったり、障がい物では、苦手なアイテムを克服したりと、あちこちに「すごい!」「やった!」が散りばめられていて、小さな奇跡の連続に職員も胸が熱くなりました。子どもが一生懸命やっている姿そのものが、私達大人へのギフトだなあと、いつも思うのです。今回もたくさんのギフトをもらいました。温かい拍手と大きな声援に包まれながら、ご家族の皆様と成長を共に喜べる幸せな時間を過ごせました事、心より感謝申し上げます。

「頑張ったね!」「上手だったね!」そんな言葉が、子ども達のステップアップに繋がります。でもできればその前に一言、「リレー頑張ったね!」「踊り上手だったね!」と何が特に良かったのかを言ってあげると、尚伝わります。子どもはその言葉から自分の姿を客観的に想像できますし、具体的な言葉であればあるほど、記憶に残ります。

「そうか、私上手に踊れたんだ!」と思う事が自信につながり、その他の物事に対しても、「やってみよう」という挑戦意欲につながります。その根底にある“私はきっとできる!”という“根拠のない自信”こそが、前向きで肯定的な生活に繋がります。これを持っている子どもは失敗を恐れずにチャレンジできるようになるからです。

自分を信じる力、最後まで頑張る力、友達と力を合わせる楽しさ…そんな事を味わい、深める事ができる、実りの秋になることを願っています。