園長先生からのメッセージ日々の子ども

秋の子どもたち

 秋分の日を過ぎ、陽が落ちるのもすっかり早くなりましたね。雪虫の話題も出始めて、カレンダー通りに秋が一歩ずつ深まっていくのを感じています。

 先日は親子遠足にご参加頂き、ありがとうございました。予報以上の雨で、急な時間変更もあり、大変ご迷惑をお掛け致しました。時折強い風や小雨もありましたが、子ども達の思いを遂げられて良かったです。数年振りの開催で、体力的に心配な面もありましたが、無事に楽しい一日を過ごす事が出来ました。ご理解ご協力をありがとうございました。

 さて、最近の子ども達は10月開催のお店屋さんごっこの取り組みを通して、クラスや学年を越えた交流をしています。普段の制作とは一味違った素材や用具の使い方を知り、楽しんでいるようです。どんなお店屋さんにするか子ども達の意見を取り入れ、どうやったらそれを具現化できるかを考えながら進めていきます。グループ活動の日は、終礼で先生達が情報交換をしていますが、新しい交友関係や、それと同時に取り組みへの意外な姿や表情が見られたりと、嬉しい驚きがあります。この活動が、また一つのきっかけとなり、新たな興味の扉を開くと良いなと思っています。

 扉と言えば、先日初めて“動物園のお話を聞く&お面を作る”活動をしました。これは、当園の保護者であり、この春まで円山動物園職員でもあった坪松さんが、幼稚園で動物園ごっこをするなら…と、動物園のお話とお面作りについてご提案頂いて実現した活動です。動物園の方しか知らないお話や、裏方で働く飼育員さんや獣医さんのお話を聞く事もできて、とても楽しい時間となりました。また、動物のお面をデザインしたご本人で、小学生や親子向けのワークショップなども開催している武蔵女子大学の若林先生にもお越し頂き、一緒にお面作りができた事は貴重な体験となりました。子ども達のために…とお力を貸して頂き、心より感謝しております。

 さて、このせっかく頂いた学びをその時だけで終わらせるのはもったいない!これもご縁であり、きっかけですので、立体お面を作った流れで、立体物の製作ができないか…そして動物のお話を聞いて分かった事を、自分達で書いて、或いは描いてみる事は出来ないかな…と頭の中であれこれ今後の活動を考えています。あるクラスでは、その後立体の箱を出してみたらそれに夢中になり、自由製作が続いているようです。それなら、展開図を使った発展も何かできないかな…と色々と調べている所です。一つの扉から、どんどん別の扉が開いていく感覚にわくわくしています。子ども達と相談しながら、また面白い活動に繋がりましたらご紹介しますね!

 その他園庭では、色水遊びで、自分だけの色を作って日にかざし、その美しさを楽しんだり、これからは石鹸遊びなど、感触と見立て遊びを楽しむ予定です。手先を使ってずい分長い間集中して取り組めるようになってきました。園庭の芝生も緑を増し、もう少しで根付く予定です。気持ちの良い感触を味わえる園庭の完成を楽しみにしています。

 秋の深まりと共に、子ども達の育ちも実る2学期です。興味や関心の幅を広げ、子ども達のやってみたい!を沢山実現させてあげたいと思います。           

                                     園長 佐々木 圭子

~芝生の園庭が完成しました!~😍👌

その後時間は流れ…芝生の園庭が完成しました!自然と寝転がったり、側転をしたり、はだしで走る姿が見られるようになりました。大の字になって空を見上げている子ども達を見ると嬉しくなります。ますます幸せな風景が広がっている虹の森の庭に、ぜひ遊びに来てください!