日が暮れるのがとても早くなりましたね。雪が降る前のこの時期は、一年で一番夜空の藍色が濃く感じられ、星も月もとても映えて美しく見えます。先日の皆既月食は、お子さんとご一緒に見てくださった方がとても多かったようで、翌日はとても盛り上がりました。あいにくこの地域は、赤胴色になる頃には雲がかかって見えづらかったかと思いますが、時間の経過とともに、様々な色や形に変化する月の様子を何度も眺めた特別な夜のことは、きっと心に残るでしょう。
また、最近は木星も綺麗に見えますが、火星の赤がとても目立つようになり、お子さんでもすぐに見つけられると思います。余談ですが、便利なもので、星座のアプリをいれてスマホを空にかざすと、星の名前や星座が浮かび上がり、新しい発見もあって面白いです。雪明かりの前のこの時期、早い時間から綺麗な夜空を見る事ができますので、どうぞ暖かくして、お子さんとお楽しみ下さい。
さて、幼稚園ではクリスマスお祝い会に向けての取り組みも半ばに差し掛かり、日に日に盛り上がりつつあります。
年少さんは、運動会の頃とはずいぶんと違って、積極的に踊りを楽しんでいます。大きな行事で踊った経験が、ちゃんと次のステップへと繋がっているのだなあと嬉しくなります。6月の、あの“ぽやんぽやん”とした感じももちろん可愛かったのですが、今は自分の身体をより自由に動かせるようになった事で「楽しい!!」の感情が深まっているのがよく伝わってきます。本番もどうぞお楽しみに!
年中さんは、今年はちょっと違ったカラーでお届けします。クリスマスに“かえるの劇??”と思われるかもしれませんが、何冊かの絵本の中から、今年度の年中さんは、これが一番喜びそう!と選びました。色々なかえるになりきって、ノリノリで取り組んでいます。クラスからはカエルの歌の鼻歌が聞こえてきたり、自分の役を嬉しそうに教えてくれたりと、とても楽しそうです。当日もにこにこと演じてくれたらいいなあと思っています。
年長さんによる降誕劇では、子ども達が毎日どんどん変わっていくのがわかります。踊りが少しずつ上手になったり、長いセリフを一人で言えるようになったり、小さな声が大きくなっていったり…この過程の中で、自分の、そして友達の頑張りを認め合う事で、一人一人が大切な役であり、大きな一つのものを創り上げる喜びを経験させてあげたいと思います。この劇を通して、クリスマスの本当の意味が心に残る事を願っています。
聖劇の最後に歌うグロリアが、皆さんの心を清め、喜びの時間をもたらしてくれますように…
子ども達の頑張る姿は、保護者の皆様に何にも代え難い喜びと幸せを運んでくれることでしょう。どうぞ目に焼き付けてください。
そしてクリスマスという日が、ご家族皆様で心豊かに、今年は特に、世界の人々の幸せを思い、心から祈る日となります事を願っています。どうぞ温かいクリスマスをお迎えください。
園長 佐々木 圭子
追記
「取り組みも半ばに差し掛かり・・・」と書いてから日が経ってしまいました。いよいよ明日はクリスマスお祝い会です!
帰り際、バスに乗る子ども達に「明日、頑張ろうね~!」と言ったら、「エイエイオー!」と言って帰った子がいました。運動会みたいだなと笑ってしまいましたが、それくらいの気合が入っているのでしょう。
今日お休みしたお子さん達が心配ですが、皆揃って明日を迎えられることを祈っています。素敵な一日になりますように・・・