園長先生からのメッセージ日々の子ども

また あおう

早いもので2月も終わりに近づき、クラスからは卒園の歌が聞こえる頃となりました。

毎年、年長の先生達が、今年の年長さんにはどの歌が合うかな…?と考えます。今年の卒園の歌は「またあおう」という曲です。

初めてこの歌を歌った時に、涙を流す子が何人もいました。「先生、この歌を選んでくれてありがとう!」と言った子もいるそうです。歌詞や旋律に、色々と感じるものがあったのでしょう。巣立ちの時が確かに近づいている事を、子ども達も知っています。

毎朝玄関で大泣きしていた子、うまくいかない事があると怒って地団駄を踏んでいた子(笑)、お家では喋っているのに、園では首を縦や横に振るだけで、なかなか声を出せなかった子…そんな小さい頃の姿が、ついこの間の事のように思い出されます。

今では小さな子に合わせてかがんで話してあげたり、間違っていたら優しく教えてあげたり、友達とキャーキャー言いながらふざけ合ったり…みんな成長して、自分らしさを発揮して、園生活を楽しめるようになりました。

人生の中で一番の成長を遂げる数年間を、一緒に見守らせて頂けたことは何よりの喜びでした。

小学校ではまた新しいたくさんの経験をします。ドキドキわくわくしながら、そして時にはモヤモヤした気持ちや悲しさも心に刻みながら大きくなっていきます。少しずつ大人の手を離れた社会で、自分で自分を守る力をつけていくのです。悲しみが膨らんで心折れて帰ってくる日もあるかもしれません。自分の思いを言葉にできるよう、それを受け止めてあげる環境をどうぞこれからも守ってあげてください。周りの色々な考えを受け入れていくためには、まず自分はどう考えているのか、どうしたいのか、何が好きなのか、なにが苦手なのか、様々な心模様を言語化して見つめられる事も大切だと思います。「あなたはどう感じてる?」「あなたはどうしたい?」と問われる世の中になってきた事をひしひしと感じるからです。

そして一つでも自分の大好きな、夢中になれることを見つけて欲しいと思います。きっとそれは自分と向き合う時間を作り、自分を信じていける助けになります。自分が「好き!」と思ったものを心の友として「らしく」生きられますように…それを願ってやみません。

保護者の皆様、この一年も温かく見守って頂き、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。進学、進級する子ども達、そしてご家族の皆様にとって、明るい喜びの春となりますよう、職員一同心よりお祈りしております。

                                     園長 佐々木 圭子