とうとう雪も降り、街の中も少しずつクリスマス色に染まってきました。幼稚園ではクリスマス会に向けての取り組みが始まりました。まだセリフも踊りもこれから覚えていく段階ですが、子ども達から「○○の役になったよ!」「□□の踊りを踊ったの!」という報告も聞かれるようになりました。このような大きな行事は「発表のために練習するもの」ではなく、「子ども達が力を合わせて何かを創りあげる喜びを経験するもの」「一人ひとりにとって成長の1ステップになるもの」と捉え、何より生き生きと取り組んでくれる姿を楽しみに見守りたいと思います。
そんなクリスマス会を、ちょっとだけ先にご紹介しますね。
満3歳児さんはお遊戯を踊ります。園生活にも慣れ、リズムができて落ち着いてきた子ども達。本番はただそこにいるだけで可愛らしい姿を披露してくれることでしょう。年少組は2チームに分かれて、クリスマスの曲に合わせて踊ります。本番では、立ち尽くしてしまったり、泣いてしまったりする子もいるかもしれませんが、大勢のお客さんの前に立っているだけでも、すごい事ですよね。その時の「精一杯」で頑張っている姿をどうぞお楽しみに…!!
年中組は絵本を基にしたオリジナルオペレッタに挑戦です。劇ごっこの初めから、ずいぶん元気に歌っている声が聞こえています。友達と声と心を合わせて、とにかく楽しんで、そして「もりのおふろ」というお話が大好きになってくれたら嬉しいなと思います。「上手になってきたね!」と褒めるたび、その分ストレートに張り切ってくれるのが年中さんの良いところです。歌と踊り、そして温かいストーリーにもご期待ください。
年長組さんは、厳かな雰囲気でイエス様の誕生の物語を演じます。聖書の中では、イエス様を囲んで、一人一人がなくてはならないバイプレイヤーであり、主人公です。そして最後には全員が馬小屋に集まって高らかに喜びの歌を唄います。この劇が終わった瞬間の幸せな気持ちと大きな安堵感は何物にも代えがたいものがあります。それを皆さまと共有できる事が、カトリック幼稚園としての大きな喜びです。
本番に至るまでの、日々の一歩一歩の頑張りが輝く結晶となって、私達大人に成長の喜びと感動を与えてくれる事でしょう。当日は皆さんと温かいクリスマスを迎えられる事を楽しみに、お待ちしております。